裏路地小劇場 場末のひと 第五幕


それが何を意味していようが、そこに時間が存在し、何かが起き、僅かながらに『ヒトトキ』を感じるものである・・・

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眠りなれた布団の上にようやくたどり着いた時には
重厚な鉄塊をくくりつけられたまま深海に放り込まれたかの様に
瞬時に意識を喪失してしまった……

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しかも断続的な睡眠だったのか
全く不毛とも言える終わりのない夢の中を
何時までもさ迷い続け、場末の飲み屋のママと盲目の目医者が
吐き気を催すような性の絡みを演出し、
その横で背の高い看護婦と性交する自分の淫らな姿が現れた。

そんな夢なのか現実なのか
不確かな感覚の中で視線は何時もの現実の世界を不意に映し出した……

気だるく動悸を感じるようなまどろみがしばらく続いた。
あれから大分寝たつもりだったが頭の中は整理がつかず
全てを受け入れられないでいた。

窓の外はもう夕闇に染まった時刻だった。
私は衣類を脱ぎ捨てると熱いシャワーを浴びた……

肉体が活性化されたのか無性にお腹が空き、
買い置きしておいたカップラーメンで空腹を満たそうとしたが
最終的に満腹を向かえるのに更に二杯のカップラーメンが必要だった。

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「まるでB級ホラーじゃないか……」
カップ焼きそばを啜りながら目医者での一件を
改めて思い出すと笑わずにはいられなかった。

異常をきたしている自分には相応しいシチュエーションと言う訳である。
私は握りしめた震えるこぶしを見つめながら目を閉じた……

そして、この先に何があるのかという好奇心に
働きかけ必ず見届けてやると強く言い聞かせ紹介状を手に取った。

伊香保温泉裏町骨董店……
骨董品とはある一定の年代を遡って造られ使用された過去の遺物である。

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人によってはそのような品物に価値を見いだし
驚くような対価を支払ってでも貪欲にそれを手に入れようとする。

私が紹介されたのは既に医者ですら無かった。
逆にその意外性に興味をそそられた。

冷静さを失っているのかも知れないが
私には目の前に在るものに向かって突き進むしか無いように思えたのだ……




裏路地小劇場 場末のひと 第五幕 完
第六幕へつづく……






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