裏路地小劇場 夜の目覚め 第三幕


それが何を意味していようが、そこに時間が存在し、何かが起き、僅かながらに『ヒトトキ』を感じるものである・・・

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一体人類は何時、
このような巨大で力強い機械人形を作れる様になったのか?

ぼくが痩せ細ばるのに比べ余りに対照的である……

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一時の間、
何もかもを忘れその光景に見いっていた。

なま暖かく錆び臭い風が頬を揺らす……

建物をなぎ倒し、踏み固められた路地が世界の破滅を予期させた。

そんな路地を無数の機械人形が埋め尽くすように
整然と一定の間隔を保って行進している。

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ふと、ある疑問が生じた。

人類が機械人形を開発するだけならあり得るかも知れないが、

およそ、
町中を埋め尽くす程の機械人形を量産出来るなんてあり得ないと思った……

子供の頃みたプラモデルの箱に画かれたエスエフの世界である。

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なかなか爽快な光景で、
ある意味ぼくをこの不毛な世界から抜け出させてくれるのではと思えた。

しかし、
見ればみるほど繊細な加工の施された造形であるのがうかがえた。

機械人形は身体中を無数の鉄の管を束ねた筋繊維で造られていた。

しかも、その身体は生物の様に始終脈動し、
遥か遠くに輝く光の柱に向かって歩いているようだった。

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ぼくはしばらくの間、
映画のスクリーンの向こう側の様な光景を

かたちのない期待を込めて眺めていた。

何故なら、ぼくの様な不毛な大地でしか生きられなかった人間にとって、
その世界観を崩し去るきっかけに他ならないからだ。

あるがままに、目の前の光景を受け入れいよう。

僅かでも理性が残っている内に行動に移すべきだ。

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ぼくは意を決すると裸足のまま外に出て
鉄臭い巨大な機械人形の足に飛び付いたのだ……


裏路地小劇場 夜の目覚め 第三幕 完
第四幕へつづく……








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