裏路地小劇場 塩分濃度


それが何を意味していようが、そこに時間が存在し、何かが起き、僅かながらに『ヒトトキ』を感じるものである・・・

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塩分と水分の摂取量を調整しているはずの
ぼくの身体塩分濃度が、ここ最近、急激に上昇してきた。

原発を中心にして大気に放出される放射性物質の影響か、
海に垂れ流されている放射性物質の影響か、

はたまた国内外を問わず安い食料品を摂取している影響なのかは分からないが、
ぼくの体調に変化が起きているのは明らからっだ。

最近では、
水道の水が著しく甘く感じ途方に暮れていると、
通りがかりの黒ねこが、

「塩がたち無いんだよ」と呟き、ぼくに更なる塩分の摂取を促すのだ。

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それでも、
焼き魚定食に出てきた荒塩シャケの焦げ付いた塩分を取り除き、
オクラ納豆に醤油を垂らすこともしないで、塩分の摂取には気を使いながら、
体内の塩分濃度の調整を試みたりした。

その結果……

やはり、あいわからず塩分濃度は上昇していた。

このコトから分かるように、
意識的に塩分の摂取量を調整しても無意味であることが分かる。

そんな事を感じながら、
どうしたものかと思案して行くと、食事も喉を通らなくなり、
何時しか絶食するようになった。

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ふと、
部屋に設置されている
政府から支給された情報発信装置のスクリーンをつけてみると、

まるで合成映像の様な無機質な役者が
一心不乱に、つじつまのあわない意味不明な言葉を視聴者にうったえかけている。

彼らの言葉は一見物凄く分かりやすいのだが、
ほんの少し自分の生活する環境と対比して考えてみると、
矛盾が生じている気がしてならなかった。

それよりも、日々ぼくが感じている
いびつな現象には気づいていないかの様だった。

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ある日、台風の接近に伴い、家の外に置いてある自転車が強雨風に
煽られて吹き飛ばないように紐で固定していると、

最近やたらに口の中が塩辛い理由がようやく分かった。

空気中の塩分濃度が上がっているのだ。

こうして、風を口のなかに招き入れて、
空気を唾液を交えて味わうと塩辛くて敵わない。

しかも、水道の水を飲んでみても塩辛さはほとんど和らぐことがなかった……

それは、
この地球自体の塩分濃度が上がっている事を意味しているのだろうか?

それとも何か、ぼくの知らないところで、
想像だに出来ない事態が起きていると言うのだろうか?

それだけではない、
最近やけに痩せている人が増えているのもこのせいではなかろうか……

情報発信装置に映る人は、
相変わらず潤った顔で満面の笑みを浮かべる。

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彼らは、みな同じ顔をし、同じ仕草で、結局のところ同じ台詞を吐く……

しかし、この塩分は一体どこから来るのだろうか?


裏路地小劇場 塩分濃度 完




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