裏路地小劇場 即興新潟県 第一幕


それが何を意味していようが、そこに時間が存在し、何かが起き、僅かながらに『ヒトトキ』を感じるものである・・・

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暑い日々が続き、

クーラーの無い部屋で執筆活動を続けるぼくの内臓温度は
軽くゆで卵クラスへと、たんぱく質を変質させる。

それだけではない、
台風の黒い影がぼくの心に焦燥感を煽り立てる……

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まさに、身も心も平常時からは負の方向へとかけ抜け、
ぼくの計画に影を落としている。

計画……

そう、ぼくはこれから日付を越えた、僅か数時間後の午前三時に起床し、
日を見る間もなく、颯爽と日本海へ向かって旅立つのである。

しかし、不安ばかり感じていても何も解決はしない。
計画した日程を台風の暴威に怯む事無く、
たんたんと遂行するのだ。

準備は整っている。

フィリピン製のバタフライナイフに、携帯コンロ、寝袋も揃っている。
お昼に食べる白米も弁当箱につめてある。

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「準備は整っているんだ……」

ぼくは自分に言い聞かせるように再び呟くと、
バタフライナイフの鈍い輝きを見つめた。

熱と湿気によって重く沈み込んだ部屋の大気圧が、
鋭利な切っ先で一線を描くごとに不思議と軽くなるようだった。

心は次第に落ち着きを見せ始め、
ナイフの輝きも閃光の如き煌きを見せ始めた。

そして、
まだ見ぬ亡霊どもへの敵愾心が湧き上がってくるのを感じた。

uraroji003_20140823100055b26.jpg

あとは寝るだけ……


裏路地小劇場 即興新潟県 第一幕 完
次回第二幕へ つづく……





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